歯並びを整えたり白くしたりするには?


前回は、お口周りの審美性を高めるメリットについて説明しました。
今回は審美治療の具体的な内容について、詳しく解説します。
いずれも治療の目的やアプローチの方法が大きく異なるので、比較検討した上でご自身に合った治療を受けましょう。

美しいお口周りを手に入れるためには、次の4つの方法が有効です。

1つずつ、特徴や期待できる効果を解説します。

1.ホワイトニング

歯を白くするための審美治療の一つで、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の2種類があります。歯科医院によって取り扱う内容が異なるので、詳細が気になる方は確認してみてください。

1-1.オフィスホワイトニング

歯科医院で受けられる治療で、短期間で白い歯を手に入れられるのが特徴です。専門の設備や高濃度の薬剤を用いて行います。1回の治療にかかる時間も比較的短めである一方、定期的な通院が必要です。

1-2.ホームホワイトニング

歯科医院で渡された専用のマウスピースと薬剤を用いて、自宅で行う治療です。マウスピースへ薬剤を入れて歯に取り付けることで、徐々に歯を白くしていきます。

2.歯科クリーニング

歯科衛生士などが、専用の器具を用いて歯をキレイにする方法です。定期検診を受けている方は、そこで経験したことがあるかもしれません。
患者さまご自身では除去できない歯石を取ったり、歯の表面の汚れを落としてなめらかな仕上がりにしてくれたりします。見た目を美しくするだけでなく、むし歯や歯周病予防にも一役買ってくれるでしょう。
頻度の目安は3~4ヶ月に一度です。私生活が忙しい方も、半年に一度は定期検診を受け、プロによるクリーニングを受けるのが理想です。

3.歯列矯正

「歯の矯正=子どものうちに行うもの」という印象をお持ちではありませんか?
近年は、成人を迎えてから歯並びを整える方が増えています。主な方法として「ブラケット矯正」「舌側矯正」「マウスピース矯正」「ハイブリッド矯正」の4種類が挙げられます。
かかる費用や期間、装置の特徴やメリットなどはそれぞれ異なります。どのように治療を進めたいのか、予算はどれくらいであるのかを事前に伝え、最適な方法で美しい歯並びを手に入れましょう。

4.セラミック治療

こちらも審美治療の一種で、見た目だけでなく機能性の向上にもつながる治療です。
歯に取り付ける詰め物や被せ物に、自然な白さの素材を使用します。大きな口を開けても、銀歯のように目立つ心配がないでしょう。
また、歯並びが乱れている部分を削ってセラミックの被せ物をすることも可能です。歯列矯正を行わなくとも、歯並びを美しく見せられます。汚れが付着しにくく耐久性が高い素材なので、日頃のケアを徹底すれば長持ちさせられるのも大きなメリットです。
保険が適用できない自由診療にはなりますが、審美性と機能性を兼ね備えたい方には最適な選択肢といえるでしょう。

キレイな歯を手に入れて、相手に好印象を与えませんか?

歯並びや噛み合わせの悪さが、直接トラブルを引き起こすわけではありません。しかし磨き残しが生じて口腔内が不衛生な状態になると、むし歯や歯周病を引き起こす可能性があります。
歯列矯正や審美治療を行うことで、見た目だけでなく機能面も改善できるのは魅力的ではないでしょうか?美しい歯を手に入れてコンプレックスを解消できれば、自分に自信が持てるようになりQOLの向上にもつながるはずです。
興味がある方は、かかりつけ医へ一度相談してみてください。

ケン歯科クリニック