なぜ永久歯に生え変わる際に痛みを感じる?

乳歯が動いて歯にダメージを与えている

動く乳歯は、歯茎や口内の粘膜など、柔らかい箇所にダメージを与えるケースがあります。
例えば、僅かな傷の場合は唾液の働きで早期に回復しますが、もし雑菌が侵入して炎症が発生すると、膿を発生させたりとひどい痛みに発展します。
乳歯が動いている時に無理に力を与えて動かさず、可能な限り簡単に抜けるまで待ちましょう。

元々ある永久歯が歯茎にダメージを与える

乳歯が無くなった後の歯茎は出血が続きます。一般的には、すぐに出血は治りますが、元々生えてきている永久歯が歯茎にダメージを与えることで、炎症を発生させる場合があります。

以上に強い痛いの場合は注意!

以上に痛みを感じる場合は、永久歯に生え変わりつつある歯とその周りに、何らかのトラブルが発生している場合があります。
お子さまがいつまでもの痛みを訴える時には、その他の要因が関係しているかもしれません。

清潔な口内を日頃から保とう

口内が綺麗に保たれた状態は問題ないですが、口内が不衛生な場合、永久歯が生えるタイミングで、歯茎に痛みを感じる場合があります。
永久歯が生えることによって歯茎に発生した穴の部分にばい菌が侵入し、炎症を発生させることがあります。
他にも、永久歯が生える以前に歯茎に炎症があり、患部に永久歯が接触することで大きな痛みに繋がる場合もあります。

以上の様な痛みを防止するには、日頃から口内を清潔に維持することが大切です。
丁寧なブラッシングの習慣を身につけることで、清潔な口内で永久歯の発生を待ちましょう。

歯が痛い場合の解決策を知ろう

①強い痛みの場合は歯科医院でチェックしよう

幹部を冷やしたり、洗口を繰り返しても強い痛みが続く場合、一度歯科医院でチェックしましょう。
永久歯が生える痛みだと認識している場合、本当は虫歯が原因で痛みを感じることも考えられます。

歯科医院では、患部に菌の増殖を予防する薬を処方してもらえる場合もあります。

②炎症を抑える処置を施そう

歯科医院で口内を確認した際に、歯茎の炎症が痛みの原因と分かれば、抗生物質の軟膏を施すことが通常です。
この処方と併せて、一緒に洗口やブラッシングなどで口内を綺麗に維持するようにアドバイスされることがあるので、歯科医院の指導をしっかり聞いて、可能な限り実践しましょう。

③外科的な処置によって改善しよう

元々生え変わっている永久歯が歯茎にダメージを与えているケースでは、歯茎を切る必要がある外科的な処置が必要になる場合があります。
麻酔を使用する施術の為、大きな痛みは伴いません。
また、口内環境を向上させる為の処置である為、医師から推奨される場合は前向きに検討しましょう。
歯茎を切ることで患部に接触しなくなるので、痛みを取り除くことが出来ます。

④患部を冷やして痛みを抑えよう

永久歯が生える際にお子さまが痛みを感じるなら、患部を冷却シートなどで冷却しましょう。
患部を冷却することは一時的ですが、痛みを軽くする効果があります。
生え変わりの進み具合に問題がなければ、冷却することで痛みを軽減している間に、乳歯が抜けて痛みを改善できます。
痛みが長期間続く様なら、永久歯が生える以外の要因が考えられます。

⑤洗口やブラッシンも炎症を抑える手段

永久歯に変わる歯の根元で、歯茎が炎症を発生している場合、大きな痛みが伴います。
このような状態の場合は、歯茎の炎症を和らげる処置を行いましょう。

最初は口内の雑菌の増殖を予防する為に、一日に何度かうがい薬を使用して洗口しましょう。
その後、毛先のやわらかい歯ブラシに少しの歯磨き粉をつけて、出始めの永久歯や周りの腫れた歯茎をブラッシングしましょう。

ケン歯科クリニック