デンタルフロスのメリット3選

デンタルフロスって何だろう?

デンタルフロスは、歯間に蓄積されたプラークを取り除く為の口腔衛生用品のことを指します。デンタルフロスは弾力があって細めのナイロンの繊維で形成されているので、歯間に蓄積されているプラークを取り除きやすくなっています。
つまようじと同様に歯間にはさまった食べ残しを取り除くというよりも、プラークを取り除くのに必要なアイテムです。
歯間ブラシと勘違いしやすいですが、歯間ブラシは歯間が一定以上広くないとブラシを入れることが出来なかったりします。そして、ブリッジ治療を施しているケースでは、デンタルフロスを使うことができません。その際は、歯間ブラシの方を活用しましょう。

①口の臭いを抑えることが出来る

磨き残したプラークは、口の臭いの要因になります。ブラッシングを丁寧にしているはずなのに、お子さまの口内の臭いが気になるケースでは、歯間のプラークを取り除けていない場合も考えられます。
デンタルフロスで歯間についているプラークを隅々まで取り除けば、口の臭いを取り除くことに繋がります。

②歯の異変に気づくことが出来る

デンタルフロスが習慣になっていると、虫歯が発症した際に使用時の違和感が分かるようになります。
糸が突っ掛かる感覚や、糸がほつれてしまう、歯に凹凸を感じたら、虫歯や歯石が潜んでいると疑いましょう。

③プラークの除去率が上がる

歯ブラシのみ使用した場合、プラークは6割ほどしか取り除けません。しかし、ブラッシングの後にデンタルフロスを使用した場合9割近いプラークを除去することが出来ると言われています。
虫歯を防止するには、どれだけプラークを隅々まで取り除けるかが焦点になります。その為には、デンタルフロスが必要なことが分かると思います。

お子さまにデンタルフロスが良い理由

①歯間にスペースが無くなるため

お子さまが6歳くらいになると永久歯が生えます。乳歯のみの場合、歯間にスペースが発生していますが、永久歯の場合、歯と歯のスペースが塞がるのが分かります。
スペースがある内は歯ブラシのみでも汚れを取り除くことは可能ですが、スペースが塞がったら歯ブラシの毛先は行き届かなくなります。デンタルフロスを使用して、食べ残しを取り除くようにしましょう。

②習慣が身に付く

デンタルフロスを使用する場合、慣れるまでに時間が必要でしょう。ただし、お子さまの年齢からデンタルフロスの習慣が身につけば、大人に成長しても自然と継続することが可能です。
虫歯や歯周病をしっかり防止する為にも、デンタルフロスを使用する習慣を身につけましょう。

③口内トラブルを防止するため

虫歯が発症しやすい箇所は歯間です。歯ブラシの場合、歯の表層に付着している食べカスを取り除くことが可能ですが、歯間にある汚れやプラークまではどの様にしても隅々まで取り除くことは困難です。その為、歯ブラシしか使用していないと虫歯や歯周病に発展しやすくなります。
歯ブラシのみでは取り除けない汚れは、デンタルフロスを使用して丁寧に取り除くと良いでしょう。

どのタイミングから使用すれば良い?

使用するタイミングは乳臼歯が鍵!

最初に生えてくる奥歯の第一乳臼歯が生えたタイミングは、歯ブラシケアのみでも大丈夫です。しかし、隣接する第二乳臼歯が生えてきた場合、第一乳臼歯とのスペースにプラークや食べカスが蓄積されやすくなります。
歯科医院でも相談した上で、この周辺のタイミングからデンタルフロスの活用を考えましょう。

デンタルフロスは優しく使おう!

お子さまの歯肉は大変柔らかいので、デンタルフロスの糸が深く入り込んでダメージを与えない様に、力加減には十分に気をつけましょう。
刺激を感じたお子さまは、デンタルフロスが苦手になります。適度にお子さまの様子を見ながら使用することが重要です。

ケン歯科クリニック