歯を美しく魅せる為の食事について

歯の黄ばみを起こさない食事

食材で言うと、リンゴやナシなどの果物、リンゴ酸という成分が豊富な食べ物には、歯の黄ばみを抑制する効果があると言われています。ただし、リンゴ酸にはビタミンCを破壊する機能もあるので過度な取り過ぎには注意しましょう。

カルシウムを沢山摂取しよう

歯を丈夫にするカルシウムも日常生活で多く摂取しましょう。おすすめの食材は、牛乳やチーズ、小魚などに入っていますが、日本人の食事のスタイルでは不足しやすい成分です。おすすめの食べ方としては、ビタミンDにはカルシウムの吸収を促す効果があるので、魚やキノコ類も一緒に食べることを推奨します。

歯の汚れを取り除く食事

歯の汚れを取り除く為に、食物繊維を多く入っている食事を推奨しています。例えばゴボウやセロリ、するめ、ひじきです。これらの食材を良く噛んで食べると、食物繊維によって歯に付着している食べカスやプラークなどの汚れを取り除くことが可能です。

そして、プラークの成分であるタンパク質を分解できるパパイン酸という成分も摂取できると良いでしょう。

歯を美しく見せる為のブラッシング

歯磨き粉は多く使わない

歯を美しくしようと、歯磨き粉を多く使用するのはNGです。歯磨き粉の量を多くすると、ブラッシングの中に口内が泡ばかりになるので隅々まで磨けなくなってしまうのです。歯磨き粉中にはブラッシング後の爽快感を出す成分も含まれているので、自分が思っているよりも汚れが残留したままという場合が多いです。歯磨き粉は、歯ブラシの先端に少量を乗せるだけで問題ございません。歯磨き粉の分量よりも、正しいブラッシングを長時間する方が大切であると認識しましょう。

専用の歯磨き粉で磨く

ブラッシングの効果を向上させる為に、ホワイトニング専用の歯磨き粉を使用することもオススメです。一般に販売しているホワイトニング用の歯磨き粉には歯の汚れを分解するポリリン酸ナトリウムや、重質炭酸カルシウムなどの研磨剤が入っている為、歯の黄ばみを取り除く効果があります。

ブラッシングを丁寧にする

歯の汚れを取り除く為には、歯ブラシの先端を歯と歯茎の間にしっかりと届くように密着させる必要がございます。単純に力を入れて当てるというわけではありません、力を入れてブラッシングすると反対に狭い箇所に先端が入っていかないだけではなく、歯や歯茎にダメージを与えてしまいます。

歯ブラシはペンを握るように軽く持ち、歯ブラシの先端が広がらない力で歯に当てましょう。そのフォームで、歯ブラシを 5~10mm ほどの間隔で小さく動かして歯を 1~2 本ずつブラッシングするのが、汚れを落とせる磨き方です。
なんとなく歯ブラシをゴシゴシと動かしているだけだと、歯と歯の間や裏側など、どこか汚れが溜まったままの部分がでてきてしまいます。

プラークが溜まりやすい箇所を重点的に

歯と歯茎の間や、歯間にプラークが溜まりやすいので、歯ブラシの先端がしっかり届くように気をつけてブラッシングしましょう。舌で触れた時にザラザラした感覚がするところにプラークが付着していると考えられます。また、歯茎に対して 45 度の角度で先端をあてると、歯と歯茎の境目のプラークを取り除きやすいです。このようなブラッシング法をバス法と呼びます。前歯の裏面をブラッシングする際は、歯ブラシを縦にして上下に動かすと、隙間の汚れを取り除きやすくなります。

虫歯や歯周病の要因となるプラークは、洗口では取り除くことができません。粘着性があって歯の表面に付着しているため、ブラッシングで取り除くことが必要です。プラークが溜まりやすい箇所はしっかりブラッシングしないと、虫歯や歯周病を発生させるリスクが上昇します。

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