年齢に応じた歯ブラシを選ぼう

生後6か月向けの歯ブラシについて

通常、乳歯の生える順番は下の前歯からと言われています。この時期にブラッシングをスタートしましょう。このタイミングのブラッシングは、大人が子どもに対して磨いてあげる場合と、赤ちゃん自身がブラッシングする場合の2種類あります。

①赤ちゃん用の歯ブラシについて
赤ちゃんが誤って飲んだり、喉の奥まで歯ブラシが到達しないように、安全装置が装着されているものを選択します。同じ理由から、柄は短めものを選択しましょう。赤ちゃんが握りやすい様に、持ち手が丸い形状のタイプもあります。

②親御さんが磨く場合
口内の食べカスを取り除くことよりも、ブラッシングに慣れさせることが大切です。例えば、ガーゼや綿棒などを使用して、歯の表層を優しくなでることから始めましょう。他にも、親御さんの指に装着して使用するサックのものも販売されています。

1歳のおススメ歯ブラシについて

一般的に、このタイミングで奥歯が生えてきます。少しずつ、丁寧に歯をブラッシングする習慣を身につけていきましょう。
歯ブラシ選びのポイントとしては、赤ちゃんが疲労せずに楽に持ちやすいものや、 ブラシの先端がやわらかいタイプが良いでしょう。理由としては、力の入れ方が上手に出来ず口内や歯茎にダメージを与えることを防ぎます。他には、どの様な形状の歯にもブラシが接触する様に、ブラシ先端の角度が工夫されていたり、先端全体がブラシになっているものがお勧めです。

3歳のおススメ歯ブラシについて

3歳になると何でも嫌だと言うタイミングに突入します。親御さんによる仕上げのブラッシングも苦手とする場合が多く、親御さんが一番困るタイミングかもしれません。全てのことを自らやりたいという考えが高まる為、お子さまの不器用な使い方でも、綺麗に磨けるような歯ブラシを選択します。例えば、歯ブラシ自体が曲がるタイプで、お子さんがどの様な握り方やブラッシングをしてもブラシが歯に接触して、歯にかかる力が一箇所に集中しないようなタイプがよいでしょう。

また何でも嫌だと言うお子さまの乗り越え方として、お子さまが気に入っているキャラクターの絵が載っている歯ブラシを使用して、楽しいブラッシング環境を与えても良いでしょう。

5歳のおススメ歯ブラシについて

この時期は乳歯が生えそろうタイミングです。奥歯まで丁寧にブラッシングできる歯ブラシを選択します。奥歯を綺麗にするにあたり、今まで使用してきたタイプよりも少し長めの柄のものに変更しても良いです。

また、このタイミングでもブラッシングの力加減が不安定なケースもあるので、ブラシは柔らかめで毛先に丸みのある形を選択して、歯茎にダメージを与えることを予防しましょう。具体的に言うと、赤ちゃん用の毛先に球体がついているタイプでは汚れがきれいに取り除けないので、毛が丸くカットされているタイプを選択しましょう。

赤ちゃんにお勧めの歯ブラシについて

ブラシの先端が柔らかいタイプ

しっかりブラッシングする為に、毛が硬めの歯ブラシを選択する親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんの口内は想像以上に繊細です。硬い先端で口内や歯茎にダメージを与えないよう、先端は硬くないものを選択しましょう。この場合、歯茎に接触しても違和感が大きくないので、ブラッシンに対する苦手意識を抑制することもできます。

親御さんによる締めのブラッシング

小さなお子さまのブラッシングは、どれだけ自分で美しくしていても全ての食べ残しを取り除けない場合が多いので、親御さんによる締めのブラッシングが必要です。
赤ちゃんのブラッシングの準備をする時には、仕上げのブラッシング用の歯ブラシも忘れずに用意しましょう。

歯ブラシの先端に気をつけよう

歯ブラシのヘッドが大きくないものを選択しましょう。ブラシの幅については、すでに生えている歯2本分くらいの大きさが良いでしょう。