- blog
- 2022.01.20
虫歯が原因で頭痛が起きた場合
頭痛と虫歯が関係していることに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
虫歯が頭痛に繋がることは十分に考えられます。そして、その状態を放置したままにすると、非常に危ないです。
それでは、今回の記事では、虫歯が頭痛を引き起こす原因と起きた時の治療法についてご紹介いたします。
虫歯がどのようにして頭痛に影響するのか
虫歯が頭痛に影響している症状を2つご紹介致します。
似ている症状がある場合は、歯科医院で相談しましょう。
1.脳静脈血栓症
ごく稀に虫歯菌が血流に乗って脳の静脈へと到達し、炎症が起きるて血栓が出来る病気を言います。特徴は、頭を指すような強い痛みです。
この症状は命に関わる場合があるので、早期に歯科医院へ受診することをお勧め致します。
2.脳炎
脳の内部へ白血球が入り込んで炎症を起こす病気が脳炎です。この脳炎は虫歯菌が要因で頭痛を発生させる場合があります。
脳炎の症状は、頭痛だけではなく、嘔吐や首の後ろの痛み、吐き気などが挙げられます。症状が悪いと、意識障害や突然痙攣などを引き起こす怖い病気です。
虫歯から脳炎に繋がる症例はごく少ないですが、虫歯をそのまま放置しておくと脳炎に繋がる可能性があることが分かっています。。
もし頭痛が起きた場合はどうすれば良いのだろう
頭痛が起きた場合に歯科医院で行われる効果的な治療法は以下の2点です。
1.噛み合わせの治療を行う
筋緊張性頭痛という診断結果が出た場合には、虫歯の治療の他に噛み合わせの治療を行います。方法としては、最初に虫歯治療を行い矯正装置などで歯列や高さを調整するというものです。噛み合わせが悪いと、頭痛以外にも首の後ろや肩こりなどの症状が出る場合があるので治療が大切です。
2.虫歯を治療して頭痛を解消する
虫歯を治療することで頭痛を解消することが出来る可能性があります。
虫歯によって頭痛が起きている場合は、虫歯はかなり進んでいる状態だと考えられますので、歯科医院での治療に着手しないと状況は好転しません。
出来れば頭痛が発症する前に歯科医院で検査をすることが大事ですが、既に頭痛がある場合でも早めに歯科医院で受診しましょう。治療を放置すると別の症状も発症する場合もあり大変危ないです。
頭痛の痛みをすぐに和らげたい場合にはどうすれば良い?
虫歯に限らす、どのような原因であっても頭痛に対する処置は決まっております。
下記の3つの方法が有効ですので是非緊急時は実践して下さい。
1.痛み止めを使用する
最初の2つの方法を試しても頭痛が治らない場合には、最後の方法として痛み止めの服用が挙げられます。最初の2つの方法で痛みが治らない場合は、虫歯の悪化が予想されますので出来るだけ早めに歯科医院を受診して対応することをお勧め致します。
2.痛みを感じる箇所を冷却する
頭痛が起きたら最初に患部を冷却しましょう。もし、原因である歯と頭の両方に痛みを感じる場合はどちらも冷やしましょう。
冷却することで血流を抑えることができ、痛みを和らげることが出来ます。冷やす方法としては、濡れタオルや保冷剤が挙げられます。
実際に冷やす時は、痛みを和らげる為に急いで冷やすと反動で痛みが強くなる場合があるので気をつけて下さい。
3.アルコールや入浴を控える
血行が良くなる入浴やアルコールや激しめの運動を控えることで痛みを抑えられる場合があります。頭痛を感じている時は、血行を良くする行動は出来るだけやめましょう。
一度頭痛の痛みが無くなったからといって、すぐに血行が良くなる行動をすると頭痛が戻る場合もあります。