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- 2022.01.10
歯が痛い原因を8つ解説します
今回の記事では、虫歯を含めた8つの原因についてご紹介致します。
1.歯ぎしりが原因の場合
歯を食いしばったり擦り合わせている場合を歯ぎしりと言います。歯ぎしりは無意識の睡眠中などで起こることが多く、自分自身で気づくことは難しいです。歯ぎしりによって象牙質が出てきて外部の刺激を強く感じる様になります。そして、更に症状が悪くなると肩こりや偏頭痛、目の奥の痛みなど全体の症状にまで発達してしまう場合があるので注意が大切です。
2.歯根の膿が原因の場合
歯根の先端部分に膿が発生し、それが顎の骨の中で増えて痛みの原因になることがあります。膿が生まれる主な原因は、虫歯によって腐敗した神経や神経を除去した後の感染です。顎の中で押された様な痛みを感じることが特徴と言われています。
3.親知らずが原因の場合
20歳前後に奥歯に上下左右生えてくる歯を指しますが、絶対に生えてくるものではないです。本数や時期には個人差があって、4本全部に生え揃う方もみえれば全く出てこない人もいらっしゃいます。中には、一番奥のスペースに親知らずが生える場所がなく、歯茎にそのまま埋まった状態になる場合や、真っ直ぐに生えない場合があります。奥の方には歯ブラシが届きにくい為、磨き残しが発生しプラークが溜まり、歯周病や虫歯のような他の痛みの原因に繋がります。
4.歯が割れたり折れたりした場合
硬い食べ物を咀嚼したり、歯を正面から強く打ちつけたりした場合に、歯が割れたり折れたりして痛みが生まれる場合があります。また、痛みだけではなく、根元からの割れや折れが見つかった場合には、歯を抜く可能性も十分に考えられます。
痛みの原因は以上のように様々存在しますが、少しでも当てはまる原因があれば、かかりつけ医にご相談しましょう。
5.虫歯が原因の場合
歯が痛い原因の代表が虫歯です。虫歯の初期段階は痛みが少なく、痛みを感じ始めた時はかなり虫歯が進んでいる場合があります。歯髄という歯の内側の部分には神経が通っており、その箇所に菌が入ってくると外からの刺激がなくても、歯が染みることや痛みを発症する場合があります。この段階まで進むと、神経に対する治療が必要になり、広い範囲を削ぎ落としたり最悪の場合には神経を取り除く必要があります。
6.歯周病が原因の場合
歯周病に関しても、虫歯と同じで自覚の症状はありません。この状態の処置をせずに放置しておくと、知らない間に炎症が進み、歯茎などから膿や出血が出てしまいます。そして、咀嚼する時に痛みを感じる場合があります。歯を磨く時に血が出ることもあり、痛みも合わせて出始めていると歯周病の可能性も出てきます。
7.噛み合わせが原因の場合
歯を治療した際は、最終的に被せ物や詰め物をすると思います。その時に、噛み合わせが悪くなり長期間放置してしまうと、一部の歯にだけ刺激が集まり周りの組織に悪い影響を与えます。最初は痛みのみですが、長い期間放っておくと神経が死んでしまって頭痛などの合併症状が起きる場合もあるので、早急に歯科医院で噛み合わせを調整しましょう。
8.知覚過敏が原因の場合
歯を磨いていると、歯のブラシの先端が接触しただけで痛みを感じる時があります。この症状は知覚過敏の一つです。歯ブラシが触れても大丈夫なエナメル質の下にある象牙質部分にその刺激が伝達されて痛みを感じます。知覚過敏は歯磨きが主な原因と言われており、歯ブラシの先端が強く接触すると表面のエナメル質が取れてしまい、外からの刺激を防げなくなってしまいます。