インプラントのよくある質問

Q インプラントを入れることで違和感のある見た目になりませんか?
A
従来の治療では、インプラントを入れることによる見た目の不自然さが一部で指摘されていました。それは顎骨の厚みや高さが不足しているにも関わらず、適切な処置をとらないままインプラントを埋入したことによります。
現在はGBRやサイナスリフトなど、最適な方法で顎骨を増やすことが可能です。
そのためインプラントを埋入しても見た目に違和感はなく、まるで天然歯のような見た目を実現できます。
しかしながら骨造成術は、豊富な知識や高度な技術を必要とする難しい治療です。思わぬ医療ミスやリスクを抱えないためにも、歯科医師選びは慎重に行いましょう。
Q 治療中、見た目の不自然さや食事のしづらさはありますか?
A
治療中は、プラスチック製の仮歯をつけて生活していただきます。
至近距離で凝視しない限り見た目の違和感はなく、食事も通常通り摂って構いません。ただし硬いものや、歯に強い負担がかかる食べ物は極力避けてください。過度な負担がかかると、仮歯が破損する恐れがあります。
Q 自身の歯が1本も残っていませんが、治療できますか?
A
すべての歯を失くした場合でも、インプラント治療は可能です。上下それぞれの顎へ5~6本ずつのインプラントを埋入し、その上へかぶせる形でひと繋がりの人工歯を入れます。
一見入れ歯のようですが、顎骨へ固定されるのが異なる点です。会話や食事に支障をきたすことなく、違和感のない日常生活が送れます。
また近年では、「All-on-4(オールオンフォー)」という治療が世界的に注目されています。All-on-4は4本のインプラントを埋入し、その上から入れ歯をつける方法です。土台の安定感が特徴で、総入れ歯の問題点をすべて解消しています。一見大掛かりな治療のようですが即日埋入でき、治療した当日から軽食を摂れます。患者さまへ大きな負担がかからない、必要最小限の本数で最大の効果が期待できる治療です。
Q 金属アレルギーがあっても治療できますか?
A
インプラントにはチタンという金属が使用されており、強度や親体親和性の高さが特徴です。そのためアレルギーを発症する心配はまずありません。
不安な場合は、事前に歯科医師へご相談ください。必要に応じてアレルギー検査などを実施します。
Q 歯周病を理由に他院で断られた場合でも治療できますか?
A
まずは歯周病の治療を行い、その後インプラント治療へ移行します。
ただし歯周病による歯骨の大きな欠損が認められた場合、別途骨造成などの処置が必要となる可能性があります。それに伴い治療費用や期間がかかりますが、歯周病を放置することは危険です。
正しい手順で治療をしなかった場合、インプラントの寿命が短くなる恐れがあります。
Q インプラント手術後も毎日のブラッシング(歯磨き)は必要ですか?
A
インプラントは、性質上むし歯になりません。しかしその周囲には食物残渣が付着するため、正しい手入れを行うことが重要です。日々のブラッシングを始め、必要に応じてフロスや歯間ブラシを活用しましょう。歯の表面だけでなく、歯間の汚れも落とすことが大切です。
また毎日の手入れに加えて、定期的に歯科医院を受診しましょう。歯科衛生士による歯のクリーニングやブラッシング指導を受けることで、口腔内をより清潔にできたり磨き残しに気付けたりします。
口腔内の清潔を維持してインプラントを長持ちさせるには、自身で行う「セルフケア」と歯科医院での「プロケア」の両者を行うことが大切です。
Q 初めての手術で怖いのですが、大丈夫でしょうか?
A
「興味があるけれど、手術は初めてなので怖い」
「金属を埋め込むと聞くと、痛そうな印象がある」
インプラント治療に対して、このようなイメージを抱く方が多くいらっしゃいます。
手術が初めてであればなおさら、恐怖心が強くなるのは無理もありませんね。 しかしインプラント手術は、決して痛くありません。手術の前に、局所麻酔を行うためです。
それでも恐怖心が強い患者さまには、「鎮静」がおすすめです。鎮静はまるで眠っているような状態になる麻酔法で、痛みがないまま目覚めたときには手術が終了しています。また鎮静中は麻酔科医が立会いますので、万が一の場合でも対応可能です。
安心して治療をご検討ください。
Q 手術にかかる時間はどれくらいですか?
A
インプラント手術にかかる時間は、埋入本数や症例、麻酔の手段などにより大きく異なります。たとえば1本のみの埋入であれば、数十分程度で終了します。1~3本の埋入であれば、手術時間の目安は約2時間程度です。
2時間と聞くと長く感じるかもしれませんが、これは手術中にCTを用いて、埋入の状況を都度チェックするためです。正確な治療を行うために、慎重に進めてまいります。
なお手術に伴う入院は必要ありません。当日ご来院いただき、その日のうちにお帰りいただけます。
※鎮静法を用いた場合は手術終了後、意識が正常になるまで当院で待機していただきます。あらかじめご了承ください。
Q 治療終了後にほかの歯が欠損したら、どのような治療になりますか?
A
治療終了後にほかの歯が欠損した場合は、再度インプラント治療を受けていただくことが可能です。一度インプラント治療を経験された方が、その後の欠損歯に対しても同様の治療を望むのは珍しいことではありません。欠損状態でない場合でも、歯周病などが原因でグラグラしていれば早めにインプラント治療を行うことがあります。症状が悪化して顎骨が痩せると、将来的にインプラントの寿命を縮める恐れがあるためです。

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